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GregTech 5/5Uのエネルギーシステムについて(公式GTNH wiki「Electricity」日本語訳)

この記事はGTNHの公式wikiの「Electricity」項目の日本語翻訳です(URL:https://gtnh.miraheze.org/wiki/Electricity)
一部見やすいように改変していますのでご了承下さい

2019/05/16:初版、1と2だけの翻訳
2019/06/18:3を翻訳開始

⚡INDEX

  1. はじめに
  2. 電圧と電流
  3. ケーブルと損失
  4. 変圧器
  5. 機械の爆発とケーブルの焼失
  6. エネルギー変換
  7. エネルギー保存の管理
  8. 新規プレイヤー向けのガイド


1.はじめに
⚠このページ及びGTNHの公式wikiの「Electricity」項目は未完成であり、情報を募集中です

このページ及びGTNHの公式wikiの「Electricity」項目は、IC2Exのエネルギーシステムに不満をもったGregoriusT氏がGregTechにver5(Minecraft ver1.7.2向け)から実装したエネルギーシステムについての解説です
よって全てのGregTech5のバージョンのエネルギーシステムの解説になります(非公式版も含む)

IC2のエネルギーネットと互換性をなくした理由はケーブルの減衰が機能しないことと、そのネットワークにパケットが存在しない、そしてそれを整数型から倍精度浮動小数点型に変更したからです(より大きなエネルギーストレージは恐ろしいです)。言うまでもなく、タイルエンティティを常に登録及び解除しないでエネルギーの流れを制御することは非常に難しいことです
                              ー GregoriusT



2.電圧と電流
GregTechは電圧(Voltage 単位:V)とアンペア(Ampere 単位:A)という用語を用いて新しい電力システムを実装しています。「1アンペア」はIC2のEUの1パケットと同じで、「電圧」はそのパケットのサイズと同じです。EU/tは受け取ったEUの合計値です。
例えば、1つのマシンがある時に32Vのポケットを受け取り、そのあと24Vのポケットを受け取ったとしたら、受け取った合計のEU/tは32+24=56EU/tとなります。
IC2のエネルギーシステムとは異なり、エネルギーによって作用する全てのGregTechのブロックは、それらが作用できる電圧とアンペアの両方に制限があります。
機械によって入出力できるアンペアが異なります

  • GregTechの変圧器(Transformer)は昇圧時は、入力4A、出力1Aになり、降圧時は、入力1A、出力4Aになる
  • バッテリーバッファ(Battery Buffer)は1つのバッテリーにあたり入力2A、出力1Aとなる
  • バッテリー充電器(Battery Charger)は1つのバッテリーにあたり入力8A、出力2Aとなる
  • チェストバッファ(Chest Buffer)とスーパーバッファ(Super Buffer)は入力2Aとなる
  • エネルギーハッチ(Energy Hatch)は入力2Aとなる
  • 物質製造機(Mass Fabricators)は入力10Aとなる
  • マイクロウェーブエナジートランスミッター(Microwave Energy Transmitter)は入力3Aとなる
  • モンスターリペレンター(Monster Repellator)、ポンプ(Pump)、テレポーター(Teleporter)は入力2Aとなる
  • 他のすべてのEU受け取る機械はレシピに応じて少なくとも1Aを受け取ります:入力アンペア数はレシピで表示されるEU使用量の2倍を機械の入力電圧で割ったものに1を足したものです

  ・LVの遠心分離機が5EUのレシピを処理している場合、入力1Aとなる
  ・LVの化学炉が30EUのレシピを処理している場合、入力2Aとなる
  ・LVのアーク炉が96EUのレシピを処理している場合、入力は7Aとなる

  • 発電機は1Aを出力します
機械名 入力 出力
 変圧器(Transformer ※昇圧)  4A  1A
 変圧機(Transformer ※降圧)  1A  4A
 バッテリーバッファ(Battery Buffer)  2A(バッテリー1個あたり)  1A(バッテリー1個あたり)
 バッテリー充電器(Battery Charger)  8A(バッテリー1個あたり)  2A(バッテリー1個あたり)
 チェストバッファ(Chest Buffer)  2A  NONE
 スーパーバッファ(Super Buffer)  2A  NONE
 エネルギーハッチ(Energy Hatch)  2A  NONE
 物質製造機(Mass Fabricators)  10A  NONE
 マイクロウェーブエナジートランスミッター
 (Microwave Energy Transmitter)
 3A  NONE
 モンスターリペレンター(Monster Repellator)  2A  NONE
 ポンプ(Pump)  2A  NONE
 テレポーター(Teleporter)  2A  NONE
 その他の全ての機械  ((レシピEU*2)/機械の電圧)+1A  NONE
 発電機(全て)  NONE  1A


機械にエネルギーを入力する際に以下のことに注意することがある:

  • 機械の電圧より高い電圧を入力すると爆発します。機械は必要になるまでエネルギーを受け取らないので、実際に動作するまで爆発することはありません!
  • 機械に過剰入力されたアンペアは機械の電圧の限界を下回っている限り効果がありません。機械は電圧を必要としない限り電流を流さずアンペアの端数も流しません、これによって電力に関して機械は機械自身で調整します

機械とレシピにはそれぞれ電圧のティアがあります。マルチブロックの機械はそのエネルギーハッチによって決定します。 機械のティアとレシピのティアは相互に作用するため、注意を払う必要があります

  • レシピのティアがマシンのティアより高かった場合、レシピは実行されません
  • レシピのティアがマシンのティアと同じだった場合、レシピは正常に動作します
  • レシピのティアがマシンのティアより低かった場合、レシピはオーバークロックされます。 オーバークロックされる場合は普通レシピの速度の2倍の速度で、2倍のエネルギーで実行されます。したがって、1ティックあたり普通レシピの4倍のエネルギーで実行されます

レシピのオーバークロックは機械の電圧とレシピが必要とする電圧との差の電圧ティアの1づつに実行されます。 もし、30EU/t(LVティア)で20秒で作業が完了するレシピをHVのマシンで実行される場合、2つのティアの差によって480EU/tで5秒で作業が完了します
GregTech:New Horizonsはバージョン2.0.2.5の時点で9つの電圧のティアが存在しています。そのうちの3つの電圧のティアは部分的な実装(*)で4つの到達不可能な電圧のティア(**)です
ノート:ULVティアはティア0として扱います

短縮形 電圧名 許容最高電圧
 ULV  Ultra Low Voltage  8
 LV  Low Voltage  32
 MV  Medium Voltage  128
 HV  High Voltage  512
 EV  Extreme Voltage  2048
 IV  Insane Voltage  8192
 LuV  Ludicrous Voltage  32768
 ZPM  ZPM Voltage  131072
 UV  Ultimate Voltage  524288
 UHV(*)  Highly Ultimate Voltage  2097152
 UEV(*)  Extremely Ultimate Voltage  8388608
 UIV(*)  Insanely Ultimate Voltage  33554432
 UMV(**)  Mega Ultimate Voltage  134217728
 UXV(**)  Extended Mega Ultimate Voltage  536870912
 OpV(**)  Overpowered Voltage  1073741824
 MAX(**)  Maximum Voltage  2147483647


3.電圧と電流
GregTechには現在独自の電気システムがあるため、GregTechのマシンへの電源供給にはGregTechケーブルを使用する必要があります
GregTechでIC2のEUを受け入れることができる唯一のマシンがGregTech5Uの変圧機(Transformer)|変圧器(Transformer)(IC2の変圧器(Transformer)と混同しないでください)

すべてのGregTechのケーブルには許容電圧と許容電流と損失があります:
・許容電圧より高いパケットを受け取るとケーブルは焼失してしまうでしょう
・許容電流より多くのアンペアを通電させたケーブルは焼失してしまうでしょう
 パケットが反発する可能性があることに注意してください。論理パスがEUをそこに流すべきではないとしても、そのケーブルに余分なパケットが流れない事を絶対に考えてはならない(必ずしも最適な電流がそのケーブルを流れるとは限らないという事。例えば分岐させたからと1Aのケーブルでも大丈夫ではなく、出力アンペアと同じかそれ以上に耐えうるケーブルを使わないと反発し合った時に焼失するおそれがある)